初ゴールの久保は「もっと良い選手になれる」 マジョルカ監督が期待「すでに素晴らしいが…」
10日のビジャレアル戦でリーガ初ゴールを記録し、3-1の勝利に貢献
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間10日に行われたリーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦でリーガ移籍後公式戦初ゴールを決め、先制点につながるPKをゲットするなど八面六臂の活躍で3-1の勝利に大きく貢献した。この働きぶりについてマジョルカの指揮官は「もっと良い選手になれる」とその潜在能力を称賛している。
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右サイドハーフで先発した久保は前半にドリブル突破でPKを誘発したかと思えば、トリッキーなヒールパスから追加点の起点になるなど、アタッカーとしての能力を存分に発揮。そしてハイライトは2-1で迎えた後半8分だった。右サイドでボールを持ち上がってから味方にボールを預けると、ペナルティーエリア外正面から迷うことなく左足を一閃。ビジャレアルGKセルヒオ・アセンホのセービングも全く間に合わない一撃をゴールネットに差し込んだ。
スペイン紙「マルカ」は「クボのショータイム」と言うタイトルで「毎晩のようにこの瞬間を夢見ていました」という久保のコメントを紹介するとともに、2戦連続の先発起用に踏み切ったビセンテ・モレノ監督のコメントもこう紹介している。
「クボが先発メンバーとして勝利した初めてのゲームとなったね。彼はすでに素晴らしい選手だが、もっと良い選手になれる。彼に対してメンタル的な落ち着きと成長を与えていかなければいけないし、攻撃、守備ともにもっと数多く関与してほしい。それでも彼はこの試合で素晴らしいプレーをしてくれた」
90分間にわたって存在感を発揮できる選手になってほしい――。18歳にしてこの期待値は、久保がまだまだ発展途上と見ているからこそだろう。スペイン初ゴールをきっかけに、さらなる驚きのプレーを見せてほしいところだ。