「度肝を抜く閃光の一撃」 中村俊輔、“20m弾丸左足ミドル”がJ2月間ベストゴール受賞

中村俊輔の“20m弾丸左足ミドル”がJ2月間ベストゴール受賞【写真:高橋学】
中村俊輔の“20m弾丸左足ミドル”がJ2月間ベストゴール受賞【写真:高橋学】

東京ヴェルディ戦で決めた移籍後初ゴールとなる“ゴラッソ”

 Jリーグは8日、「10月度ベストゴール」を発表し、J2では横浜FCのMF中村俊輔が決めた強烈な20メートルのダイレクト弾丸ミドルシュートが選出された。10月27日の第38節ホームの東京ヴェルディ戦(2-1)で前半26分に決めた移籍後初ゴール。選考委員からも「度肝を抜く閃光の一撃」「シュートの軌道を肉眼で追えない」「黄金の左足、いまなお健在」など大絶賛された。

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 0-0の前半26分だった。4試合ぶりに先発に名を連ねた中村はボランチで出場。ロングパスから右サイドへ展開されると、クロスボールを中央でFW皆川佑介が収める。走り込んだ中村は折り返しのパスに反応し、ゴールまで約20メートルの位置からダイレクトで左足を一閃。強烈なミドルシュートで移籍後初ゴールをマークした。41歳125日での得点は、チームメートのFWカズこと三浦知良(50歳14日)に次ぐ、J2史上歴代2位の年長記録。JリーグではJ1ジュビロ磐田時代に決めた17年10月14日清水エスパルス戦(3-0)以来の743日ぶり弾となった。

 この一発が10月度の月間ベストゴール賞を受賞。選考理由は「『俊輔の左、健在!』黄金 の左足の存在感を見せつけた電光石火のゴール」だったからだという。選考委員もその“健在ぶり”には驚いたようで、原博実委員は「左足ひと振り。あのボールを一瞬で見極め、あのコースに決めた。俊輔の技術があのシュートに凝縮されている」と評価。他の選考委員からも「度肝を抜く閃光の一撃」「シュートの軌道を肉眼で追えない」「黄金の左足、いまなお健在」と大絶賛された。

 J1では6度受賞した月間ベストゴール賞。中村はJリーグを通して「その他にもたくさんの素晴らしいゴールがあったと思うので、自分が受賞してもいいのかなと少し思っています。今回だけに限らず、これからも皆さんの記憶に残るようなゴールを決められるように練習から取り組んでいきたいと思います。そしてチームをJ1昇格へと導けるよう頑張っていきます」とコメントを残した。J2も残り3試合。まだまだ中村には“ゴラッソ”を積み重ねてもらいたい。

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