香川、リーグ戦5試合ぶりのフル出場も不発 ドルトムントもケルンに痛恨の逆転負け

ケルン大迫は出番なし

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は19日、ブンデスリーガ第17節の敵地ケルン戦でリーグ3試合ぶりに先発出場を果たしたが、試合は1-2で敗れた。ドルトムントのリーグ戦連勝は3でストップし、リーグ3敗目を喫した。前半戦最終節を勝利で飾ることはできなかった。

 香川は直近のリーグ2試合はスーパーサブとして1得点1アシストと結果を残していたが、11月8日のシャルケ戦以来となるフル出場も得点に絡めなかった。

 ホームの大観衆の声援を背に受けるケルンは、欧州でも屈指の攻撃力を誇るドルトムント対策として5バック気味の守備的布陣を敷いた。一方、ドルトムントはお馴染みの4-3-3に比べると、香川がより高いトップ下に入る4-5-1システムで試合に入った。低い位置からしっかりとパスをつないでゲーム組み立てる戦術に変わりはなく、序盤からペースを握る。両サイドバックも高い位置をとり、チーム最初のシュートも右サイドバックのDFギンターが放った。

 そして、ドルトムントは前半18分に幸先良く先制する。MFムヒタリアンが蹴った左コーナーキックをフリーになったDFソクラティスが頭で合わせてネットを揺らした。ギリシャ代表センターバックは今季初得点となった。

 序盤に攻めこまれたケルンだが、25分を過ぎた辺りから反撃。守備一辺倒ではなく、徐々にチャンスをつくり出していく。特に不安定な守備を見せていたドルトムントのDFパクのサイドを狙い攻撃を仕掛けていた。同31分には先制点のお返しとばかりにセットプレーからDFソーレンセンが頭で狙ったが、ドルトムントGKビュルキが素晴らしい反応でセーブした。

 ケルンが流れをつかみかけたが、スコアは動かずドルトムントが1点リードのまま前半を折り返した。

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