ドイツ杯8強に導いた”切り札”香川のムービング 「動きを加えないと崩れないと思っていた」

指揮官の要求に応えて切り開いた新境地

 香川の武器である妙味の効いた動き出しは、ジョーカー役としても相手にとっての脅威となる。香川は直近のリーグ戦2試合でもベンチスタート。5日のヴォルフスブルク戦では後半アディショナルタイムに劇的な決勝点。13日のフランクフルト戦ではド派手な右足アウトサイドでの、アクロバティックなダイレクトパスで1アシストを記録するなど、「スーパーサブ」としても輝いている。

 今季就任したトゥヘル監督の下で、4-3-3の左インサイドハーフとして新境地を切り開いてきた香川は、ここにきてジョーカー役としても機能性を高めている。これまで絶大な能力を発揮してきたトップ下以外でも、指揮官の様々な要求に応えられる”輝ける場所”を、ついに見つけたようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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