“西野采配”で強豪UAE撃破 タイ代表の進化へ「アジアトップと戦えることを証明したい」

タイ代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】
タイ代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】

西野監督、「目の前の試合に集中したい」とマレーシア戦に切り替える

 前日本代表監督の西野朗監督が率いるタイ代表は、15日に行われた2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のUAE戦でチームを2-1の勝利に導いた。W杯出場歴のある強豪国を破った指揮官のコメントを、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版が報じている。

 タイ代表は同国代表の2大スターであるMFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)とMFティティパン(大分トリニータ)を負傷で欠く、苦しい状況でこの試合を迎えていた。それでも前半26分に元サンフレッチェ広島のFWティーラシン(ムアントン・ユナイテッド)のゴールで先制すると、一度は同点に追いつかれながらも、後半6分に19歳のMFエカニット(チェンライ・ユナイテッド)が決勝点を決め、2-1で勝利を収めた。

 試合後、西野監督は「結果を得るために、私たちはチームとして戦わなければいけない。選手が良いパフォーマンスを見せれば、チームメートは反応する。それがUAE戦で起きたことだ」と、コメントしている。

 この勝利でタイは、勝ち点を「7」に伸ばしグループGの首位に立った。ベトナムも同勝ち点で2位になり、タイに敗れたUAEは勝ち点「6」で3位となっている。

「(監督就任後)私たちは、まだ3試合しかプレーしていない。あまり先のことを見過ぎてもいけない。目の前の試合、1試合ずつに集中したい。今回のUAE戦でも新しいことを学ぶことができた。次のマレーシアとの試合(11月14日)でも役立つだろう。強敵であるUAEを相手に示したことを続けなければいけない。タイのサッカーがアジアのトップとも戦えることを証明したい」と、第4節のマレーシア戦へ気持ちを引き締めた。

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