香川投入で2ゴール! 1アシストをマークし、ドルトムントのDFBポカール8強進出に貢献

公式戦3試合連続のベンチスタート

 ドルトムントは17日、DFBポカールのベスト16でアウクスブルクと対戦。後半の立て続けの得点により、2-0で勝利し、準々決勝進出を決めた。日本代表MF香川真司は公式戦3試合連続のベンチスタートで、後半13分から途中出場。そして、投入直後に先制点が生まれ、さらにMFムヒタリアンのゴールもアシストするなど、またもジョーカーとしての貴重な役割を果たした。

 右足内転筋負傷のMFロイスをはじめ、香川、今季大ブレイク中のDFギンターらを先発メンバーから外したドルトムントだが、序盤からボールを支配し、主導権を握って得点の機会をうかがっていく。アウクスブルクがその隙を突いて反撃を狙うなど、お互いの狙いがはっきりとした展開に。両者得点が奪えぬまま前半を折り返した。

 後半開始と同時に、ドルトムントはMFベンダーに代えて、DFソクラティスを投入。トゥヘル監督が最初のカードを切った。それでも、攻撃の組み立てにやや精彩を欠くドルトムントは、ゴールまでなかなかたどり着けない。後半11分にはミスからボールを失ってピンチを招くと、スルーパスからDFラインを完全に崩されて、相手に決定的なシーンを作られたが、GKビュルキが素早い飛び出しで窮地を脱した。

 同13分、トゥヘル監督はFWラモスに代わって香川をピッチへ送り出す。すると、そのわずか3分後の同16分、ついに試合の均衡が破られた。MFムヒタリアンが中央から、右サイドを駆け上がったDFピスチェクへ合わせるパスを送ると、一度は相手DFにカットされるもピスチェクに当たってボールがゴール前へこぼれる。これにFWオーバメヤンがいち早く反応すると、右足の正確なシュートでアウクスブルクゴールを破り、ドルトムントが先制に成功した。

 

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