フィーゴの眼 1月発表のバロンドール受賞者は「個ならCR7、チームなら…」
ポルトガル代表の後輩ロナウドは2年連続得点王
元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏は、2015年度のFIFA年間最優秀選手(バロンドール)でレアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドが3年連続受賞する可能性を主張している。スペイン地元紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
FIFAバロンドールにノミネートされているのは史上最多5度目の受賞を狙うバルセロナのFWリオネル・メッシとネイマール、そしてロナウドの3人。昨季バルサの3冠達成の原動力となったメッシ受賞が下馬評では圧倒的優位だが、2000年にバロンドールを受賞したポルトガルの英雄は持論を展開した。
「トロフィーの数を基準とするならばバルサの選手が獲得することになるだろう」との見方を示した上で、「個人の記録、例えば得点数を重視するのであればロナウドが獲得することになるだろう」と指摘。現役時代にバルセロナとレアル・マドリードでプレーした男は世界最高の選手に与えられる栄誉にかつての同僚をプッシュした。
昨季のロナウドはリーグ戦48得点を挙げて2年連続の“ピチーチ(得点王)”を獲得。さらにUEFAチャンピオンズリーグでも10得点で3年連続の得点王を獲得していた。
さらに、フィーゴ氏は15年の活躍が印象的だった選手としてパリ・サンジェルマンのMFマルコ・ヴェラッティ、ネイマール、バイエルン・ミュンヘンのMFドウグラス・コスタの名前を挙げた。それでも、「やはりロナウドとメッシが他の選手より頭一つ抜けていた」と主張。過去7年間バロンドールを争ってきた2人のスター選手が頂点を争う時代はまだまだ続いていきそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images