“ジョーカー”としても輝く香川 ドルトムント主将も認める鮮烈アシストの価値

香川のアシストが快勝の引き金になったと語るフンメルス

 ドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、13日に行われた本拠地フランクフルト戦の後半12分に日本代表MF香川真司が右足アウトサイドで記録したスーパーアシストが、4-1の大勝の引き金になったと分析している。ドイツ衛星放送「スカイ・ドイツ」で語ったもの。

「2-1とリードしてからチームは乗った。正しい試合運びで、そこからスリップすることはなかった。僕のゴールで3-1でリードしてから物事がクリアになった」

 フンメルスはこう語った。後半12分の香川のド派手なアシストが、フランクフルトから戦意を奪った。MFギュンドアンに一度ボールを預けてゴール前に向かった香川は、右足のアウトサイドキックで華麗にパス。PKのチャンスを逃していたFWピエール=エメリク・オーバメヤンに、汚名返上の勝ち越し弾を見事にアシストした。

 エースのMFマルコ・ロイスの故障により、前半43分から途中出場となった香川の超絶アシストが、勝負の流れを変えたと主将は分析。その4分後にも正確 なラストパスでフンメルスのダメ押し弾の起点となった香川は、前節ヴォルフスブルク戦でも、途中出場から後半アディショナルタイムに劇的な決勝弾を決めた。

 ターンオーバー策により、リーグ戦2試合連続で途中出場となった香川は、スーパーサブとしてもインパクトのある大仕事をやってのけている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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