酒井宏樹は「サムライだ」 タジキスタンの熱烈ファン、“憧れの存在”との邂逅に破顔

マルセイユファンのジャスールくん(左)とアザマットくん【写真:Football ZONE web】
マルセイユファンのジャスールくん(左)とアザマットくん【写真:Football ZONE web】

マルセイユファンの少年が酒井を“直撃” 「嬉しいことですね」

 森保一監督率いる日本代表は、15日に敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でFIFAランキング115位のタジキスタンと対戦する。東アジアや東南アジアに比べると馴染みの薄い中央アジアでの一戦となるが、日本の練習場には連日、タジキスタンのサッカーファンが集結。なかでも、DF酒井宏樹が所属するマルセイユ好きの少年は、憧れの選手からサインをもらい、「酒井はサムライだ」と喜びに浸っていた。

 10日のカタールW杯予選モンゴル戦で6-0と快勝した森保ジャパンは、12日の夕方から現地でのトレーニングをスタート。翌13日は冒頭15分のみの公開で、戦術確認を行ったと目される。

 今回のタジキスタン戦は、試合会場となるリパブリカン・セントラル・スタジアムが人工芝で芝へのダメージが少ないため、12日から練習場を兼ねて4日連続の使用が予定されている。スタジアムの外には連日、多くのタジキスタンファンが駆け付け、MF久保建英(マジョルカ)やMF南野拓実(ザルツブルク)に声援を送っていたが、なかでもひときわ目を引いたのが、英語を操り、日本の報道陣から懸命の“情報収集”を行っていたジャスールくんだ。

 日本代表が滞在するホテルの近くに住んでいるというジャスールくんは、タジキスタンから5000km以上離れたフランスの名門マルセイユのファンで、右サイドバックのレギュラーとして活躍する酒井が大好きだという。13日の練習後には「ずっと会いたかった」という憧れの存在からサインをもらうべく、白い紙に酒井へ向けたメッセージを書き込み、選手たちがチームバスに向かう通路の最前線にスタンバイ。そして酒井がファンサービスで足を止め、サインと写真撮影に応じると、嬉しそうにバッグを広げてみせ、日本の報道陣にも感謝の言葉を述べていた。

日本代表DF酒井宏樹【写真:Football ZONE web】

 酒井は敵地でもタジキスタンのファンが応援してくれることについて、「嬉しいことですね」と感謝。同様にサインに応じたMF原口元気(ハノーファー)から「『酒井はサムライだ』と子供たちが言っていたよ」と伝え聞くと、「言ってた? マルセイユのファンらしい」と笑顔がはじけた。

「ああいった子供たちがまたヨーロッパでできるように、いいプレーを見せられればいいかなと思います」

 酒井は敵地の少年からのエールも力に変え、15日のタジキスタン戦に全身全霊を注ぐ。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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