ロリスがフェイントで切り返そうとするも、相手FWに股下から触られてまさかの失点

　イングランド1部トットナムは現地時間28日、プレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で2-1と勝利した。前半31分に退場者を出して数的劣勢となったなか、守護神のフランス代表GKウーゴ・ロリスがクライフターンを試みて失敗し、ゴールを献上。海外メディアも「驚愕の凡ミス」と報じている。

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　今季なかなか波に乗れないトットナムは、前半24分に韓国代表FWソン・フンミンのパスからフランス代表MFタンギ・エンドンベレのゴールで先制した。しかし、同31分にコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエがこの日2枚目のイエローカードで退場となり、序盤にして10人での戦いを強いられる。

　迎えた前半39分だった。トットナムは自陣の右サイドでボールを受けたベルギー代表DFトビー・アルデルヴェイレルトが、ペナルティーエリア内のGKロリスへバックパス。すると、サウサンプトンのイングランド代表FWダニー・イングスが猛然とプレス。32歳のフランス人守護神は左足でフィードを放つ素振りを見せ、左足裏でボールをコントロールして、右側に切り返そうとした。しかし、反転の際に自身の股下からボールを触られてしまい、懸命にダイブしたが同点ゴールを献上する形となった。

　英メディア「GIVE ME SPORT」は、「ウーゴ・ロリスが驚愕の凡ミス」と見出しを打ち、「トットナムはロリスがボールを受けた時点で、ピンチにさらされているようには見えなかった。しかし、ダニー・イングスが追いかけてボールを奪おうとしたところで、ロリスはクライフターンを試みた。それは想像以上の酷い結果をもたらした」と言及している。

　試合はその後、エースのイングランド代表FWハリー・ケインが決勝点を挙げてロリスは戦犯扱いとなるのはなんとか回避。英ラジオ局「talkSPORT」によれば、本人は「自分自身にすごい腹が立っていた」と話した一方で、「後半は落ち着いていて、このミスがなんの損失も与えなかった。それが一番重要なことだ」と“立て直し”を主張したという。しかし、記事では「ずさんなトリックでセインツ（サウサンプトン）に同点弾をプレゼントした」と指摘されている。

　守護神として、キャプテンとして、次節以降の試合で挽回したいところだ。