香川がELのPAOK戦に先発も沈黙 ドルトムントも敗れグループ2位で決勝T進出

オーバメヤンの一撃もポストに嫌われ…

 首位通過のためには勝利が欲しいドルトムントは後半開始早々に2枚の交代カードを切った。MFベンダーに代えてMFバイグル、ロイスに代えてMFムヒタリアンを投入。引き続き、ドルトムント攻勢のまま試合が進んだ。パクのクロスからヘディングで惜しいシュートを放った香川や、途中出場のムヒタリアンを中心に攻め立てていく。

 しかし、後半もゴールは遠かった。PAOKは後半21分に先制点を挙げたマクに代えてDFレオバクを投入する一方、ドルトムントも香川を下げてFWオーバメヤンを起用。リーグ戦15試合全てに出場するなどフル稼働が続く香川は、ここでお役御免となった。同26分にはPAOKの前線で再三起点になっていたFWベルバトフも、MFサボとの交代でベンチへ下がった。

 同30分、オーバメヤンがムヒタリアンからの高速クロスに頭で合わせた。しかし、またもポストに嫌われゴールならず。こぼれ球をつないでパクが左足を振り抜いたが、GKがしっかりとキャッチした。PAOKは交代枠3枚を使いきった後にGKグリコスが負傷しながらも、最後まで集中力を切らさなかった。1点を守りきったPAOKは1-0のまま試合終了のホイッスル。最終節で大会初勝利、クラブ史上初めてドイツ勢を相手に白星を挙げた。ドルトムントは大会2敗目を喫し、グループ2位でベスト32入りを果たした。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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