「一番レベルが高い」 久保の資質にスペイン人記者が断言「何か足りないのではなく…」
【現地発】地元記者は定位置奪取に太鼓判「久保をベンチに置くような余裕はない」
マジョルカは現地時間25日、「DAZN」が放送するリーガ・エスパニョーラ第6節でアトレチコ・マドリードとの対戦をホームに控えている。試合前日の練習に訪れたスペイン人記者は、日本代表MF久保建英について「マジョルカで一番レベルが高い選手なのは間違いない」と断言している。
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第5節ヘタフェ戦(2-4)で、久保は前半19分から途中出場。0-3で迎えた後半25分、右サイドのカットインから左足の鋭いクロスを供給し、FWアンテ・ブディミルのヘディング弾をお膳立てした。負傷交代したサルバ・セビルの状態が不透明なこともあり、アトレチコ戦で初の先発出場を飾る可能性も浮上している。
試合前日のトレーニングはマジョルカの本拠地イベロスター・エスタディで行われた。試合の大半は非公開となっており、ウォーミングアップの15分間のみの公開となった。ビセンテ・モレノ監督の記者会見まで時間が空いたこともあり、現地のスペイン人記者を直撃。スペイン地元紙「ウルティマ・オラ」のカルロス・ロマン氏に久保について質問した。
加入の影響に関しては「経済的な観点で、メディアへの露出という意味では、凄まじく大きい」と言及し、「チームとしても、彼個人としても、ワンランク上がった形となるだろう。タケ自身も、マドリードほどではないが、1部リーグで戦えるということでステップアップになるし、チームとしても彼が加入したことで明らかなプラスアルファとなった」と、双方にとって有益な移籍となったと指摘している。
先発デビューはいまだお預けとなっているが、「何か足りないというわけではなく、時間の問題。もともとマジョルカは戦力が余っているわけでもなく、久保のようなタレントをシーズン通してベンチに置くような余裕はない」と明言。「それが何週間後なのか、何カ月後なのかは分からないが、遅かれ早かれ定位置を奪うことになるはずだ」と見解を示している。
そして「マジョルカで一番レベルが高い選手なのは間違いないので、フィットすればチームの力になるはずだ」として、マジョルカに適応した際は、チームをけん引する存在となることに太鼓判を押していた。現時点では途中出場を重ねている久保だが、エースとしてピッチに立つ未来もそう遠くはないのかもしれない。