伝説的名手フリット、ジダンの復帰を疑問視 「そのまま辞めていればレジェンドのまま…」
レアルの現有戦力についても苦言「レアルの選手を誰も欲しがらなかったんだよ?」
レアル・マドリードは現地時間18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第1戦でパリ・サンジェルマン(PSG)に0-3の大敗を喫した。PSGがブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペら主力を欠いていたにもかかわらず、枠内シュート「0」に終わる完敗。ジネディーヌ・ジダン監督の手腕を疑問視する声が多く寄せられているが、元オランダ代表MFであり、現在は衛星放送「ビーン・スポーツ」で解説者を務めるルート・フリット氏は「なぜ復帰したのか」と、首をかしげた。スペイン紙「AS」が伝えている。
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フリット氏は以前、ジダン氏が退任したタイミングについて「完璧だった」と持論を展開していた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ去ったチームは、ターニングポイントになると指摘。「誰が率いることになっても、難しい仕事になる」と、断言していた。
今夏、レアル・マドリードはベルギー代表MFエデン・アザールをチェルシーから獲得するなど大型補強を行った。しかし、PSGに敗れた後はロナウドがユベントスへ去った影響を挙げる者が多く、フリット氏が昨年のうちに指摘していた問題を解決できていない。PSG戦後、フリット氏はジダン監督の復帰に苦言を呈した。
「どんな理由があったにせよ、彼が戻ってきたのは不可解なことだ。そのまま辞めていれば、レジェンドのままでいられたのに。以前に彼が成し遂げたことと同じことを繰り返すのは不可能だろう。非常に難しいことだし、まず彼はチームを再建しなければいけない」
レアルは今夏、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルを売却し、フランス代表MFポール・ポグバら、監督が希望するとされる選手の獲得を目指していたとされている。しかしそれが叶わず、フリット氏は現有戦力についても疑問を呈している。
「それが正しいか分からないが、彼らはやろうとした。でも、考えられるかい? レアル・マドリードの選手を誰も欲しがらなかったんだよ? イングランドに戻そうとしたベイルについても、どのクラブも獲得しなかったんだ」
現在のレアルが抱えている選手たちが、チームを再建できるレベルにあるか疑問視していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)