宝くじで300億円を得たサポーターの寄付で累積赤字が解消! ダンディーU川島の初陣相手に驚愕の恩返し

4年前に当選した夫婦が、おとぎ話のような投資でシスルの新株主に

 日本代表GK川島永嗣が移籍合意に達したダンディー・ユナイテッドと12日に対戦するスコットランド1部9位のパーティック・シスルが、宝くじで高額当選者となったサポーターからの資金援助で累積赤字を解消したことが明らかになった。地元紙「デイリー・レコード」が報じている。

 “ジャグス”の愛称を持つクラブには3人の新株主が就任した。コリン・ウェアさんと妻のクリスティーンさんは、4年前に「ユーロミリオン」と呼ばれる宝くじに当選。1億6100万ポンド(約300億円)の賞金をゲットしていた。コリンさんは「子どもの頃からジャグスのファンだった。ファーヒルスタジアムでは長い時間を過ごしたよ。クリスと私は経営危機にあるクラブの手助けができて嬉しい」と語った。

 一夜にして大富豪となった2人とともに、クラブ幹部となったビリー・アレン氏を加えた3人は、クラブの負債を弁済する代わりに、株式の5パーセントずつを取得することになったという。

 シスルのデイビッド・ビーティー会長は「何より、クラブとサポーターの代わりに、新たな出資者たちに感謝したい。彼らの投資により、我々が開幕前にファンに約束していた経済的な安定性を確保することができた」と語っている。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド