レアルがギネス記録樹立男と交渉へ 今冬の移籍市場での獲得を急ぐ理由とは…

動き始めた“オペレーション・レバンドフスキ”

 大活躍中のバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、今季ブンデスリーガで世界最速5得点のギネス記録を樹立するなど、レアル・マドリードが獲得へ向けた動きをスタートしているという。スペイン紙「AS」が、「オペレーション・レバンドフスキ」という見出しで大々的に報じている。

 すでに、レバンドフスキの代理人であるチェザリ・クチャルスキ氏が、レアルのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウで目撃され、下交渉を行っていると報じている。すでにバイエルンは2019年6月で満了するレバンドフスキの契約延長オファーを出したとしているが、代理人からは「今の段階では考えていない」との返答がされたといわれている。

 レアル側は、この冬の移籍市場ですぐにでも獲得をもくろんでいるとされているが、その背景にはレアルが抱えている危機的な状況がある。FIFAから未成年選手補強に対する制裁を来夏の移籍市場での選手獲得禁止という形で課される可能性が高まっているからだ。そのため、このタイミングでの獲得を急いでいると報じられた。レバンドフスキ獲得には大金が必要となるが、その資金は来夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを売却することで問題なく回収できるという考えがあるという。

 制裁の危機に背中を押す形でスタートした「オペレーション・レバンドフスキ」は、冬の移籍市場が終了する1月末までに成果を残すことができるのだろうか。白い巨人は、現状の世界最高レベルにあるセンターフォワード獲得に向けて着々と準備を進めているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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