追う久保、追われる南野… 英記者が指摘する森保J“唯一の問題点”「奪う上で可能な領域」

南野は「FWとしてのチャンスであまりにミスを重ねすぎている」

 おそらく、前線において唯一の問題点となるのが、南野拓実がどれだけの期間、久保建英を先発から締め出すことができるのか、というところだ。

 少なくとも私には、堂安と中島のコンビは森保監督にとって固まった中核であり、18歳の久保が定位置を奪ううえで、(南野のポジションが)唯一可能な領域であるように見える。南野は試合で十分にソリッドなプレーを見せているとは言えない。FWとしてのチャンスであまりにミスを重ねすぎている。ゴール自体は奪っているが、傍に久保が控えていることをプレッシャーとして捉えるべきだ。

 その他の面では、ほとんど判断材料はなかった。守護神の権田修一はほとんどグローブを汚すことはなく、吉田麻也と冨安健洋は時たま忙しかったが、それはミャンマーのペナルティーエリアでの話だ。長友佑都と酒井宏樹も、ハーフウェーラインよりも高い位置で構えている姿が目立っていた。柴崎岳と橋本拳人はボールを上手く循環させた。

 久保がマジョルカに戻ってハイパフォーマンスを見せ、10月のW杯予選でどこまで南野に迫れるかも一つの見どころになりそうだ。

page1 page2 page3

マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング