アーセナルのベンゲル監督がノーウィッチDFに大激怒 「サンチェスは殺されかけた」

撮影クルーにも苦言

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、前節ノーウィッチ戦であわや大惨事を引き起こしかけた相手DFライアン・ベネットのプレーに対して怒りと、不満をぶちまけた。英地元紙「デイリー・メール」が伝えている。

 問題のプレーは、アーセナルFWアレクシス・サンチェスが、タッチライン際でベネットと競り合った際に起きた。映像で確認すると、ベネットはボールをキープしようとしたサンチェスを後ろから両手で軽く押している。サンチェスはジャンプして宙に浮いているところを押されたため、そのまま勢い余ってピッチ脇のカメラマン、そしてその背後の看板に衝突する非常に危険なプレーとなった。

 ベンゲルはこのシーンについて「彼(ベネット)はサンチェスは殺していたかもしれない」と、そのプレーの危険性を指摘し、怒りをあらわにした。

「まず第一に、あの場所にカメラマンがいること自体も危険なことだ。第二に、彼はサンチェスを押す必要は全く無かった」

 さらに、この試合では、MFメスト・エジルも同様に勢い余ってピッチ脇の撮影エリアでスタンバイしていたクルーに飛び込むシーンもあった。ベンゲルはベネットの危険なプレー同様にピッチに近い位置にカメラが待機するスタジアムの環境にも苦言を呈していた。

 試合は1-1で引き分けに終わったが、サンチェスはこの試合でハムストリングを故障して途中交代。アーセナルでは他にもMFサンティ・カソルラ、DFローラン・コシエルニーらも負傷。ただでさえ離脱者の多い状況に拍車をかける異常事態で、ベンゲル監督もたまりにたまったフラストレーションを一気に爆発させた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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