スペイン代表DFラモスがメガネポーズで警告 「群衆を侮辱」と勘違いの主審謝罪の珍事

先制点を決めた主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】
先制点を決めた主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】

欧州予選ルーマニア戦でゴールを決めたラモスのパフォーマンスで騒動

 スペイン代表は5日、欧州予選の第5節でルーマニアと対戦して2-1と勝利した。先制点を決めた主将DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)が“メガネポーズ”で喜びを露わにした一方、主審がイエローカードを提示し、その後にラモスへ謝罪していたという。英紙「ザ・サン」などが伝えている。

 試合は前半29分、MFダニ・セバージョス(アーセナル)がエリア内で倒されてPKを獲得。これをラモスが冷静に沈めてスペインが先制した。ゴールを決めたラモスは、両手を合わせてメガネのような形を作り、カメラやスタンドに向かってゴールセレブレーションを行った。その直後に主審がラモスに対してイエローカードを提示している。

 ラモスのメガネポーズには理由があったという。英紙「ザ・サン」は「メガネをかけている甥へのオマージュとして祝った」と言及。ラモス本人も「それは甥のためだった。彼を元気づけるため、ゴールを彼に捧げたんだ」と説明している。

 記事では「主審はラモスが群衆を侮辱していると思っていた」と言及。勘違いしていた主審が即座にイエローカードを提示したなか、ラモスは驚きを露わにして主審に抗議したが判定は覆らなかった。

 しかし、その後にラモスの意図を知った主審が謝罪したという。記事では「ゴールセレブレーションは完全に純真なものであると知った主審は、試合終了後に心からの謝罪をした」と記している。

 試合はスペインが2-1と勝利。ラモスの珍パフォーマンスかと思われたが、実際は甥への思いが込められた行為であり、主審がその後に謝罪するという珍事に注目が集まっている。

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