完勝の日本、「繊細なタッチ、推進力とスピード」を対戦国メディアが絶賛 「圧倒された」
後半のハイライトには久保建英を挙げる 「別格のタッチとクオリティー」
日本代表は5日、キリンチャレンジカップのパラグアイ戦に臨み、2-0の完勝を収めた。FW大迫勇也(ブレーメン)、MF南野拓実(ザルツブルク)のゴールが勝敗を分けたなか、パラグアイメディアは日本の出来を絶賛するとともに、自国の代表チームに厳しい視線を向けている。
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試合は前半からホームの日本が優勢に進め、前半23分にDF長友佑都(ガラタサライ)のクロスから大迫が先制点を奪取。勢いに乗る日本はその7分後、中央でタメを作ったMF中島翔哉(ポルト)から右サイドを駆け上がったDF酒井宏樹(マルセイユ)にスルーパスが通り、最後はクロスを南野が押し込んだ。
前半から一方的な展開になったなか、パラグアイメディア「Tigo Sports」は「ラ・アルビロハ(白赤/パラグアイ代表の愛称)は日本がピッチ上のあらゆる場所で見せた繊細なタッチ、推進力とスピードに圧倒された」と日本のクオリティーを絶賛。「大迫と南野のゴールは、前半のピッチ上で起きていたことの確認でしかなかった」と両チームの間にあった差を表現している。
また、後半から交代出場したMF久保建英(マジョルカ)にも言及。「後半のハイライトは、やはりホームチームから生まれた。若手の久保が存在感を発揮し、別格のタッチとクオリティーによってパラグアイの技術的な乏しさを明らかにした」と18歳のレフティーを称え、対応に苦慮した自国の代表チームを厳しく査定していた。記事は次のように締めくくられている。
「試合終盤に日本はスローダウンしたが、それでもパラグアイよりも次の1点に近いように見えた。パラグアイには多くの疑問点があり、ここまで進化を感じることはできない」
内容的にも日本の完勝と感じられたパラグアイ戦だが、相手国のメディアの目にも同じように映っていたようだ。