久保建英と「悲しいデビュー」の要因 マジョルカで高まる期待と早期“融合”の難しさ

日本代表戦で約2週間の離脱 2連敗中のマジョルカも立て直しが急務

 同じく地元紙「ディアリオ・デ・マジョルカ」は、「久保と(ヤニス・)サリビュルの悲しいデビュー」と題し、加入したばかりの2選手がともに「ほとんどプレーに参加しなかった」と記した。そして久保については、「自身のクオリティーをほとんど見せられず、唯一カウンターでボールを持った際にそのスピードを披露したが何も残せなかった」と言及している。

 久保はバレンシア戦後、日本代表に合流し約2週間チームを抜けることになる。一方、2連敗中のマジョルカはその間、9月13日の第4節アスレチック・ビルバオ戦に向けてチームの立て直しを図っている。そのため久保がレギュラーの座を勝ち取るのは、まだ先のことになりそうだ。

高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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