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泣きっ面に蜂のレアル 大勝で国王杯32強進出確定から急転失格処分浮上
ベニテス監督がカディス戦で出場資格のないチェリシェフを先発起用
レアル・マドリードは2日に国王杯のカディス戦を戦い、3−1で勝利を収めた。楽々ベスト32へ駒を進めたはずの白い巨人だが、この勝利で重大な疑惑が浮上している。この試合でレアルのラファエル・ベニテス監督は本来出場資格のない選手を起用したとして、チームが同杯失格処分になる可能性が高まっている。地元紙「マルカ」がなど報じている。
該当するのはロシア代表MFデニス・チェリシェフ。カディス戦で先制ゴールを挙げていたチェリシェフは昨季ビジャレアルに期限付き移籍。そこで最後に出場した国王杯、3月4日のバルセロナ戦で累積3枚目のイエローカードを受けて出場停止となっていた。ベニテス監督は、その事実に気付かずにチェリシェフを起用してしまったようだ。敗れたカディス側は結果が不当とし、訴えを起こせばレアルは大会失格となる可能性がある。昨季、同様に出場資格のない選手を起用したオサスナは失格処分を下されていた前例がある。
白い巨人は先月の本拠地で行われたバルセロナとのクラシコで0−4で惨敗。ベニテス監督の去就問題が浮上し、エース、クリスティアーノ・ロナウドにも移籍話が飛び交っている。エースストライカーのカリム・ベンゼマはフランス代表の同僚に対する恐喝容疑などで懲役5年の実刑判決危機を迎えている。ドタバタの名門は思わぬ失態で、早くも一つ目のタイトルを失う可能性が浮上した。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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