バルサ→PSG電撃移籍の16歳、驚愕の年俸6000万円と判明 仏メディアが高騰傾向に警鐘

パリ・サンジェルマン下部組織、MFシャビ・シモンズ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン下部組織、MFシャビ・シモンズ【写真:Getty Images】

シャビ・シモンズはバルサ提示額の5倍以上となる年俸でPSGと契約 時給7000円に昇格

 オランダ出身の16歳MFが、7月末にバルセロナの下部組織からパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織に移籍したことで世間を賑わせたが、その驚愕の年俸が明らかになった。フランスのスポーツ専門メディア「sport.fr」によれば、金額は50万ユーロ(約6000万円)を超えるという。

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 オランダ出身のシャビ・シモンズは9歳でバルセロナの下部組織に入団し、中盤の要ととして。2015年にはU-12ジュニアサッカー・ワールドチャレンジに参戦し、その才能の片鱗を日本でも見せつけていた。

 バルセロナはカテゴリー昇格にあたって、シャビ・シモンズに年俸10万ユーロ(約1200万円)を提示したという。しかし、敏腕で知られるミノ・ライオラ氏を代理人に立てたシャビ・シモンズは、その条件を拒否。7月23日にはPSGとの契約書にサインをしていた。

 プロデビュー前の少年に10万ユーロの年俸も破格ではあるが、PSGはその5倍以上となる51万6000ユーロ(約6140万円)を支払う契約をしたと、「sport.fr」が伝えている。その額は1分に約1ユーロが支払われる計算で、時給に換算すると約59ユーロ(約7000円)となる。同年代の高校生からすれば、考えられない金額で働いていると言えるだろう。

 バルサの下部組織で2年先輩だった18歳の久保建英は、今夏にレアル・マドリードへ移籍したことで年俸が200万ユーロ(約2億4000万円)になったと伝えられ、世間を驚かせた。しかし、そこにはプロのトップチームで、試合出場の経験があるかどうかという大きな壁がある。「sport.fr」は「プロのピッチに立てるまでの進化を見せていない、クレイジーな才能を持つこの少年の年俸は驚愕に値する」と主張。プロ経験のない少年の年俸までが高騰するヨーロッパサッカー界に警笛を鳴らしていた。

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