「試合の入りを…」 浦和・大槻監督、2戦連続ドローを招いた立ち上がりの悪さを悔恨

浦和の大槻監督【写真:高橋学】
浦和の大槻監督【写真:高橋学】

前半2分にあっさり失点 前節の立ち上がりのピンチを含めて「我々には隙があった」

 浦和レッズは4日に行われたJ1リーグ第21節・名古屋グランパス戦で2-2と引き分けた。大槻毅監督は、「試合の入りをもう少し考えないといけない」と厳しい表情で語った。

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 浦和は前半2分、名古屋の左コーナーキックがファーサイドに流れたところでボールを持ったFW前田直輝に縦に突破され、中央に返したボールをMF和泉竜司に決められてあっさりと先制点を与えてしまった。大槻監督の冒頭の言葉には、伏線もあった。7月31日に行われた延期分の第16節・鹿島アントラーズ戦(1-1)でも前半1分にコーナーキックからFWセルジーニョに決定的なヘディングシュートを許している。この時は、クロスバーに直撃して難を逃れていた。

 それだけに大槻監督は、立ち上がりの悪さを重く受け止めている。

「鹿島との試合でも、開始1分でコーナーキックから失点してもおかしくないシーンがありました。同じようなシーンが続いて、今回は失点したということで我々には隙があったし、入りのところ、もしかしたらゲームの前のウォーミングアップを含めて、もう少し考えなければいけないのかなというところを感じています」

 この先制点でリズムに乗った名古屋に浦和は完全に劣勢になった。マイボールを前に進めていくところで迷いも見られ、逆に前半25分には2点目を喫した。ハーフタイム直前にFW興梠慎三のゴールで1点差としたが、大槻監督のハーフタイムコメントには「ここはホームだ! もっと球際を強くいき、相手のキープレーヤーに仕事をさせるな!」と、選手たちに喝を入れたと思しき言葉が残っている。

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