ドルトムント、王者撃破で今季初タイトル 殊勲のサンチョを英紙称賛「主演を務めた」
1得点1アシストの活躍を見せたサンチョに導かれ、スーパーカップでバイエルンに勝利
ドイツのシーズン幕開けを告げるドイツ・スーパーカップが現地時間3日に開催。ドルトムントとバイエルンによる「デア・クラシカー」は、イングランド代表MFジェイドン・サンチョが1ゴール1アシストの活躍を見せたドルトムントが2-0で快勝し、今季最初のタイトルを獲得した。
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2018-19シーズンはバイエルンがブンデスリーガ7連覇を達成するとともに、DFBポカールも制して2冠を達成。ドイツ国内での圧倒的な強さを誇示した。ドルトムントはリーグ終盤まで首位を走ってリーグ戦を牽引したが、バイエルンとの直接対決に敗れて首位を明け渡してしまった。
リーグ王者とリーグ2位の対戦となった今年のスーパーカップだが、ドルトムントが下剋上を果たす結果となった。
前半から主将のドイツ代表FWマルコ・ロイスやサンチョを中心としたスピード感ある攻撃でチャンスを作っていたドルトムントは後半3分、ハーフウェイライン付近でスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラのパスミスを誘発してボールを奪うと、サンチョがドリブルで4人のDFを引きつけた。中央へラストパスを送ると、スペイン代表FWパコ・アルカセルが元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングの股下を抜くシュートをゴール右隅に沈めた。
バイエルンの攻撃も粘り強く守り切っていたドルトムントは後半24分、再びカウンターから追加点を奪うことに成功。右サイドをスピードに乗って独走したサンチョがGKとの1対1を制して、ゴールネットを揺らした。
試合はそのまま2-0でタイムアップ。ドルトムントは2012年以来6度目のスーパーカップ制覇となった。サンチョの母国イングランドの「ガーディアン」紙は、「ドルトムントがバイエルンを獲得したスーパーカップで、サンチョが主演を務めた」と19歳の若きスターの活躍を報じた。
昨季のブンデスリーガで12得点14アシストと出色のプレーパフォーマンスを披露したサンチョ。シーズン開幕を告げる一戦でバイエルン相手にも結果を残した19歳は、今季のリーグ戦で主役に躍り出そうな気配を漂わせている。
(FOOTBALL ZONE編集部)