レアルDFマルセロ、敗戦直結の“痛恨ミス”にスペイン紙痛烈 「理解できない」「不可解」
DFマルセロがまさかのプレー スペイン紙も反応「スローインを避けようとして…」
レアル・マドリードは現地時間30日にアウディカップ準決勝でトットナムと対戦し、0-1と惜敗した。前半22分に決勝ゴールを献上する形となったが、失点に直結したブラジル代表DFマルセロのプレーをスペイン紙「マルカ」は「理解できないミス」「不可解な贈り物」と痛烈に批判した。
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日本代表MF久保建英はベンチスタートとなったなか、レアルは元仏代表FWカリム・ベンゼマ、新加入MFエデン・アザール、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロース、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスなど主力クラスを起用。一方のトットナムもイングランド代表FWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミンらが先発出場した。
序盤から苦しい展開が続いたレアルは、前半22分にまさかのプレーから失点を喫してしまう。後方からビルドアップするなか、アザールが下がってパスを受けて左サイドへ展開。しかし、このパスがずれてタッチラインを割りそうになったなか、マルセロが必死に右足を伸ばして後方へパスを出そうと試みた。
ところが、マルセロがキックしたボールはラモスの頭上を越えて中央へ転がり、相手FWケインへ絶妙なアシストとなってしまう。ケインはそのまま持ち込み、冷静に蹴り込んでネットを揺らした。
劣勢のレアルは後半に入るとメンバーを入れ替えて活性化を図り、後半35分から久保も右サイドで出場。日本人アタッカーが終盤に見せ場を作り出したが0-1で惜敗した。
スペイン紙「マルカ」は失点に直結したマルセロのプレーをクローズアップ。公式ツイッターではミスの決定的瞬間を紹介し、「不可解な贈り物」と評している。また記事では「理解できないマルセロのミス:スローインを避けようとして、ケインにゴールを与えた」と伝え、「ブラジル人サイドバックは、白い巨人(レアルの愛称)のエリア付近でのスローインを避けようとし、ケイラ―・ナバスへボールを戻そうと試みた」と描写している。
レアルはインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)で、バイエルン・ミュンヘン(1-3)、アーセナル(2-2)、アトレチコ・マドリード(3-7)と対戦し、1分2敗で北米遠征を終えた。このアウディカップ準決勝で敗れ、プレシーズン3敗目を喫している。苦戦が続くレアルだが、31日の3位決定戦フェネルバフチェ戦で初勝利を手にできるだろうか。