【W杯詳細分析オランダ-コスタリカ】ここまでの全5試合で采配が的中 オランダを4強まで導いたファン・ハール采配の凄さ 

唯一疲労が蓄積しないポジション「監督」が勝敗を左右する

 次のイラストは、オランダとコスタリカの選手のボールタッチ、またはピッチ内の移動に関する平均ポジションだ。

 オランダコスタリカ
  通常、左右ポジションチェンジを行ったり、上下動が大きいポジションの選手がいるため、ここまできれいにマッチングした図になることは滅多にない。ポゼッション率の高さからオランダがゲームを支配していたため、この図はコスタリカがほぼマンツーマンの対応をしていたことを表している。

 指揮官の頭の中ではこの固い守備をどうやってこじ開けるのかということと同じくらい、こじ開けられなかった時のことが思い浮かんだのかもしれない。無理にこじ開けようとして前に枚数をかけた結果、その裏腹のリスクが顕在化することは十分にあり得る。事実、強豪ウルグアイもイタリアもそれが理由でブラジルを去ることになったのだから。

 そしてファン・ハールは120分の激闘の末に待ち受けている勝負に向け、最後まで1枚のカードを残し、その切り札がオランダを4強へと導いた。

 ベスト4には欧州、南米の列強4カ国が残った。コンディション、カードの累積による出場停止、主力の怪我……各チームそれぞれの事情があるだろう。当然、疲労も溜まってきているはずだ。そんな中、唯一コンディションをキープできているのが「監督」というポジションである。

 これまでもそうだったように、この先の勝負は間違いなく「監督」の采配が勝利のカギとなるだろう。

analyzed by ZONE World Cup Analyzing Team
データ提供元:opta

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、記事内で扱うシーンの一部はFIFAワールドカップ公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』のマルチアングル動画、選手毎のスタッツデータで確認できます。
詳しくは、「LEGENDS STADIUM 2014 – FIFAワールドカップ公式動画」まで

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