日本代表「サイドバック」最新序列 コパ・アメリカで台頭の20歳、長友の控えに名乗り

「日本代表サイドバック」の最新序列【写真:Getty Images & AP】
「日本代表サイドバック」の最新序列【写真:Getty Images & AP】

コパ・アメリカ全試合出場の杉岡、試合を重ねるごとに増した安定感

 森保一監督率いる日本代表は、ブラジル開催のコパ・アメリカ(南米選手権)でグループリーグ敗退に終わった。今大会は東京五輪世代の若手を中心にチームが編成されたなか、これまで森保ジャパンで招集されたメンバーを基に、ここでは「サイドバック」の最新序列を見ていく。

 コパ・アメリカで評価を高めた1人が左サイドバックの杉岡大暉(湘南ベルマーレ)だ。17日のチリ戦(0-4)、20日のウルグアイ戦(2-2)、24日のエクアドル戦(1-1)と全3試合にフル出場を果たした20歳は、試合を重ねるごとに守備の安定感を増した。左サイドハーフに入ったMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)との連係や攻撃参加に課題を残したものの、チリ戦でA代表デビューしたばかりと考えれば、全体の出来は及第点と言っていいだろう。

 もっとも、その左サイドバックには長友佑都(ガラタサライ)が君臨する。ベテランとの差は大きいが、佐々木翔(サンフレッチェ広島)や山中亮輔(浦和レッズ)らを含めたバックアッパー争いに名乗りを上げた形と言えそうだ。

 一方の右サイドバックにも不動の存在として酒井宏樹(マルセイユ)がいる。室屋成(FC東京)と西大伍(ヴィッセル神戸)がバックアッパー争いを繰り広げ、コパ・アメリカ出場の岩田智輝(大分トリニータ)と原輝綺(サガン鳥栖)が続く形か。

 両サイドとも“不動”の実力者が揃うなか、その牙城を誰が崩すのか注目が集まる。

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