プレミアは“アザール・ロス”!? レアル移籍に英記者「C・ロナウド以来、最大の損失」
英メディアで地元記者がアザール移籍の“損失”語る 「壊滅的な打撃になる」
スペインの強豪レアル・マドリードは現地時間7日、イングランド・プレミアリーグのチェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを獲得したと正式に発表した。英国人サッカー記者のジョン・クロス氏は、アザールを失ったのはプレミアにとって、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを失った時以来、最大の損失だと語っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
レアルはアザールとの契約が、2024年6月までの5年間であることを発表。今後、メディカルチェックを経て、現地時間13日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウでお披露目を行うとしている。
英紙「デイリー・ミラー」でチーフ・サッカーライターを務めるクロス氏は、「スカイ・スポーツ」が配信するポッドキャスト番組「Nations League Supplement」に出演し、アザールを失ったことは、2009年に当時の史上最高額でマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードに移籍したロナウド以来、プレミアにとって最大の損失だと話している。
「私たちがエデン・アザールについて忘れていることの一つは、彼のロスはチェルシーだけでなくプレミアリーグにとって、壊滅的な打撃になるということだ。一人の選手としては、クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードへ去った時以来、最大の損失だろう。それほど彼は才能があると思う。
アザールはプレミアリーグで最高の選手だった。チェルシーでは非常に影響力のある選手。ものすごく平凡な試合であっても、彼がボールを持つと全体に明かりを灯すし、彼はピッチ中を滑っているかのように動く。本当にワンダフルな選手で、チェルシーにとっては巨大な一打となるだろう」
さらに、アザールを失ったチェルシーは元気がなくなり、様々な面において不安定になるとも予想。「この先2年か3年は、プレミアリーグにとって壊滅的な打撃となる。彼を恋しく思うだろう」と続けた。世界最高峰リーグに数えられるプレミアリーグだが、スターの移籍にリーグ全体が“ロス”に陥っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)