「サンチョに破壊された」 デ・リフトの“屈辱的股抜き”に海外脚光「最高の夜にならず」

(左から)オランダ代表DFデ・リフト、イングランド代表MFサンチョ【写真:AP】
(左から)オランダ代表DFデ・リフト、イングランド代表MFサンチョ【写真:AP】

デ・リフトは1ゴールを挙げ勝利に貢献も、PK献上&股抜き突破を許してしまう

 オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(アヤックス)は現地時間6日、UEFAネーションズリーグ準決勝のイングランド戦に先発フル出場を果たし、1ゴールを挙げる活躍で3-1の勝利に貢献した。一方、海外メディアは試合途中でイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(ドルトムント)に股抜き突破を許した場面にスポットライトを当てており、「デ・リフトはサンチョによって屈辱的な仕打ちに遭った」と紹介している。

 デ・リフトは前半30分、自陣ゴール前でコントロールミスを犯すと、ボールを拾おうと走り込んだイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードにスライディングタックルを敢行したが、PK判定となってしまい、イエローカードも提示された。これをラッシュフォードに決められ、手痛いミスからビハインドを背負ってしまう。

 しかし、0-1で迎えた後半28分にCKからデ・リフトが高い打点にヘディング弾を叩き込み、ミスを帳消しにする。その後延長戦に突入すると、オランダが2ゴールを奪って120分に及ぶ激闘を物にした。一方、海外メディアは19歳のデ・リフトが同年齢のサンチョに華麗な股抜きをお見舞いされた瞬間に脚光を当てている。前半途中の場面、ドリブルを敢行するサンチョに対し、デ・リフトがマッチアップしたが、あっさりと股を通され突破を許すと、ラストパスから決定機を演出されていた。

 英紙「メトロ」は「デ・リフトがサンチョによって破壊された」と見出しを打って報じ、1ゴールを決め勝利に貢献したものの「デ・リフトはサンチョによって屈辱的な仕打ちに遭い、最高の夜とはならなかった」と紹介。ペルーメディア「depor.com」も「デ・リフトの日ではなかった」と取り上げ、「デ・リフトは世界最高のDFの1人と評されているが、サンチョに股を通され、良い時間を過ごしたとは言い切れなかった」と主張している。

 一方、デ・リフトとサンチョは前途有望なヤングスターであることから今夏の去就に注目が寄せられているが、英スポーツ文化情報サイト「JOE」は「両者ともにマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が浮上している」と新天地での共闘の可能性も指摘。実現した場合は、この股抜きはより貴重なシーンとなりそうだ。

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