「そんなに甘い世界じゃない」 岡崎慎司、ベンチ外を経て見据える「反撃のチャンス」

日本代表FW岡崎慎司【写真:Football ZONE web】
日本代表FW岡崎慎司【写真:Football ZONE web】

試合登録23人から外れてスタンド観戦 「上から見ていて悔しいとは思う」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の日本代表復帰を果したFW岡崎慎司(レスター)は、5日に行われたキリンチャレンジカップのトリニダード・トバゴ戦(0-0)でベンチ外となり、スタンドから試合を観戦した。「そんなに甘い世界じゃないと思っている」と代表の競争を受け止めつつも、「反撃のチャンスを狙っている」と前を向いた。

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 森保一監督は体制発足後15試合目にして、3-4-2-1を初採用。前線の1トップ+2シャドーにはFW大迫勇也(ブレーメン)、MF堂安律(フローニンゲン)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)が起用された。

 前半24分に大迫、その4分後に堂安がゴール前で決定機を迎えたほか、前半42分には中島の直接FKがクロスバーを直撃。後半には途中出場のMF南野拓実(ザルツブルク)、MF伊東純也(ヘンク)もゴールに迫ったが、シュート25本を放ちながら守備を固めるトリニダード・トバゴを打ち崩せず、ホームで悔しいスコアレスドローに終わった。

 トリニダード・トバゴ戦のFW陣は大迫がフル出場し、FW永井謙佑(FC東京)は出番なし。岡崎はベンチ外でMF久保建英(FC東京)、DF中山雄太(PECズヴォレ)、GK川島永嗣(ストラスブール)とスタンドから試合を見届けた。A代表で歴代4位タイの116試合に出場して、同3位の50ゴールを誇る岡崎は、これまで招集されたシリーズでベンチ外という経験はほとんどなかった。試合前日に、森保監督からコパ・アメリカも見据えたうえでの判断だと説明があったというが、「(代表は)そんなに甘い世界じゃないと思っている」と現実を受け止める。

「上から見ていて悔しいとは思う。一緒に練習しているので。自分が(試合に)出たらと考えながら(見ていた)。まあ、それもここにいないと感じられない。1人テレビで観るのと、ここにいて日本代表に(自分が)出た時にと考えながら見るのは違う。今シーズンは、自分自身も試合に出ていない、というのが頭にある。ただ、そう言いながらも反撃のチャンスを狙っている。そんなに焦る年でもないので(笑)。逆に焦る年なのかもしれないけど、いい意味で淡々とやりたい」

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