米メディアがマインツ武藤を徹底特集 「数年後、チェルシー以外も彼を求める」

粘り強いDFラインへの侵入はちょっとしたバルセロナのスアレス

 マインツの日本代表FW武藤嘉紀は、10月31日、敵地アウクスブルク戦で日本人2度目となるハットトリックを決めて3-3のドローに貢献した。バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスに例えられ、数年後に再びチェルシーが獲得に乗り出す可能性が指摘されるなど、世界的な注目株となっている。米スポーツ専門テレビ「ESPN」が「日本のヨシノリ・ムトーがマインツでブンデスリーガに火を付ける」と特集した。

 今回の特集では、FC東京での1年半の活躍を経て、チェルシーからのオファーを固辞したことなど、武藤のプロフィルと移籍の経緯を紹介している。まず、その「スタイル」をこう表現した。

「ムトーは輝く、素早く、粘り強いフォワードだ。鋭いドリブル、動き、連係で相手ディフェンスの弱点を常にうかがっている。ペナルティーエリア内で得点できるポジションを取るコツをつかんでいる。競争心の激しさも示している。執拗(しつよう)なDFラインへの侵入は、ちょっとしたバルセロナのルイス・スアレスである」

 ドリブルや周囲との連動を駆使してDFラインを攻略する武藤は、“MSN”と呼ばれるバルサの3トップを結成するスアレスのプレーにたとえられている。

 大きな強みは「素早さと鋭さ」「輝くような積極的な動き」「粘り強さとハードワーク」の3つだという。一方、大きな弱点は「ファーストタッチの不安定さ」「不安定な決定力」「パスレンジの狭さ」と分析されている。

 

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