カザフのアスタナが本拠地で快挙再び CLアトレチコ戦でドローに持ち込み勝ち点1獲得

欧州の舞台で2度目の歴史的引き分け

 カザフスタンのアスタナが3日のUEFAチャンピオンズリーグ本拠地アトレチコ・マドリード戦で歴史的なドローを手にした。試合は0-0で終わり、カザフスタンのクラブ史上2度目となるCLでの勝ち点獲得となった。

 マドリードから7000キロ離れたカザフスタンの首都アスタナで、今大会最大の伏兵が再び勝ち点を手にした。超満員の本拠地「アスタナ・アレナ」の大歓声の声援を受けたアスタナのイレブンが躍動した。ベルギー代表MFヤニック・カラスコを温存した以外、ほぼベストメンバーだったスペイン屈指の強豪相手にほぼ互角に渡り合った。アウェーの対戦相手には不慣れな人工芝のグラウンドという地の利を生かし、ボール支配率は42パーセント、シュート数は9対14と、「危険な相手だ」と名将ディエゴ・シメオネが警戒した力を見せつけた。

 アスタナは今大会でCLに初出場。9月30日のC組本拠地ガラタサライ戦で2-2のドローに持ち込み、カザフ勢としてCL史上初の勝ち点を手にしていた。勝ち点2でC組最下位だが、アスタナの見せる強豪相手の本拠地での奮闘は今大会で注目の的となっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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