動揺続くチェルシー セスクがモウリーニョ体制への造反分子疑惑に異例の否定声明

リーグ15位でモウリーニョ監督解任危機 選手の造反疑惑も浮上

 チェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガスは成績不振による解任危機に直面しているジョゼ・モウリーニョ監督に対する謀反の中心人物だったという一部報道を否定している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 昨季プレミア王者チェルシーは開幕11試合でわずか11ポイントしか得られず15位に沈むなど、クラブ史上に残るスタートダッシュの失敗となっていた。英地元メディアでは、不振を極めるチェルシー内部では一部選手が監督に対する不満を抱えて「モウリーニョのためには、勝つよりも負ける方がいい」と話していたと報じられていた。

 そうした指揮官への謀反において、今季不調のセスクがその中心となっていたのではという推測もあった。しかし、本人は反乱分子疑惑を断固として否定。今後の巻き返しにも自信を見せている。

「いくつかのウェブサイトではあった報じられたことは、全く正反対のことだとはっきりさせておきたい。僕はチェルシーで本当に幸せだし、監督とも素晴らしい関係を築いている。外部の人間がこのクラブを動揺させようとしていたんだ。それでも、僕らはここから立ち直れると強く信じているよ」

 モウリーニョ監督には解任のうわさも流れ、次々に後任候補の名前が上がっている。それでもセスクは現政権の復活に自信を見せている。批判を浴びながらも実際にピッチで戦う選手たちは、勝利への意欲を失ってはいないのかもしれない

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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