“死の組”2位通過のU-20日本代表 影山監督、中5日のリカバリーに「すべて注ぎたい」

U-20日本代表を率いる影山監督【写真:Getty Images】
U-20日本代表を率いる影山監督【写真:Getty Images】

イタリアと0-0ドロー、B組2位で決勝トーナメントに進出

 U-20日本代表は現地時間29日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のイタリア戦に0-0で引き分けて勝ち点を5とし、B組2位での決勝トーナメント進出を決めた。チームを率いる影山雅永監督は、「素晴らしい戦いをしてくれた」と選手を称えた一方、ラウンド16の一戦まで中5日と間が空くため、「選手のコンディションを戻すためにすべてを注ぎたい」と語っている。

 23日の初戦でエクアドルに1-1、26日の第2戦でメキシコに3-0と快勝した日本は、1勝1分の勝ち点4で迎えたグループリーグ最終戦で、2連勝のイタリアとB組首位の座をかけて激突した。メキシコ戦から先発4人を変えた日本は、影山監督が「イタリアを倒してやろうという意気込みで戦った」と振り返ったように、序盤から積極的な姿勢でゲームを展開。前半9分にはFW田川亨介(FC東京)が抜け出すと、ペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーをMF伊藤洋輝(名古屋グランパス)が務めるも、シュートは相手GKのセーブに防がれ、先制のチャンスを逃した。

 その後も日本は、MF斉藤光毅(横浜FC)らの個人技やパスワークでイタリアを崩しにかかるが、要所を抑えた相手の守備を攻略できず。後半に入ってからは、敵陣でゲームを進める機会が多くなり、影山監督は「攻めさせながらも守り切るそういう文化を持った国。そういったところからどうにか点を取りたかった」と語るが、最後まで1点が遠い試合となった。

 もっとも、この試合で勝ち点1を上積みしたことで勝ち点5となり、B組の2位通過が確定。指揮官も「素晴らしい戦いをしてくれた」「選手たちは自信を持って戦ってくれている」と称える一方、2位通過となったことで、次戦まで中5日が空くことについては「5日間空くので、ここはもうリカバリーですね。コンディションを戻すために、すべてを注ぎたい」と語っている。

 エクアドル、メキシコ、イタリアと同居した“死の組”を堂々2位で通過した日本代表。決勝トーナメントでも、さらなる快進撃を見せてくれるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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