激しい争奪戦もバイエルンがペップ残留に成功か!? 2年契約延長で合意寸前
スペイン地元紙が報道
バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督は今季終了後、契約満了となる。そのため去就に注目が集まっていたが、ドイツ王者との契約延長で合意寸前と、スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
バルセロナとバイエルンでタイトルを積み上げたスペイン人の知将をめぐる争奪戦は激化の一途をたどってきた。マンチェスター・シティ、チェルシー、そしてイングランド代表が次期監督候補として招聘(しょうへい)に動いていると、イングランドメディアも報じてきた。
しかし、ここにきてカール・ハインツ・ルンメニゲCEOが契約延長に自信を見せていたバイエルンが、ペップの残留工作に成功しそうな状況のようだ。記事によると、グアルディオラ監督はミュンヘンでの生活に完璧に適応し、家族も居心地の良さを感じているという。複数のオファーは届いているが、指揮官は熟慮の末に、2年契約のオファーにOKを出す寸前だと報じた。
現在、条件面での交渉を進めており、クラブに対してチーム強化の発言権を増やすことを契約延長の条件に求めているという。チームはブンデスリーガで無敗で2位ドルトムントとの勝ち点差を5に広げている。UEFAチャンピオンズリーグ優勝も視野に入れる中、故障のオランダ代表MFアリエン・ロッベンとフランス代表MFフランク・リベリーという二枚看板離脱の際に、新加入のブラジル代表MFダグラス・コスタ、そして世界最高クラスのストライカーに成長したポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが圧倒的なパフォーマンスを示している。
ミュンヘンで確かな手腕を発揮する名将は、しばらくドイツの常勝軍団に留まることになるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images