負傷離脱中のメッシの回復に遅れ レアルとの“エル・クラシコ”欠場が濃厚に

指揮官も苦渋の決断

 左膝の負傷で戦線離脱中のバルセロナFWリオネル・メッシは、11月21日に行われるレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”を欠場することになりそうだ。スペイン地元紙「スポルト」は、バルサの大黒柱は、この一戦までに復帰することは難しいと報じた。

 メッシは、9月26日に行われたラス・パルマスとの一戦で左膝の側副靱帯(じんたい)を損傷。当初は全治は7~8週間程度と見られていた。クラシコには間に合うとの見解だったが、復帰がやや遅れているという。

 クラシコまでは残り19日。リポートによれば、いまだランニングすら行えていない。メッシは、グラウンドでのトレーニング復帰までに、あと3週間を要すると見られている。復帰はかなり厳しい状況にあるようだ。

 ファンにとっては残念な知らせとなったが、それでもバルセロナのルイス・エンリケ監督は「重要なのはリーグ戦で勝つこと」と主張。長いリーグ戦を見据えれば無理をして早期復帰させるよりも、万全の状態で復帰することを望んでいる。

 現在、首位レアルと2位バルセロナは勝ち点24で並ぶなど、今季も白熱したタイトル争いを繰り広げている。バルサにとっては敵地で迎える今季最初の伝統の一戦。大エースを欠くとなれば、厳しい戦いになることは必至だ。だが、三冠王者の意地を見せ、勝利をもぎ取りたいところだろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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