退団噂のラキティッチがバルサ残留示唆 「世界最大のクラブという看板を守るため…」

バルサMFラキティッチ【写真:Getty Images】
バルサMFラキティッチ【写真:Getty Images】

国王杯決勝でバレンシアに1-2惜敗、試合後にラキティッチが残留を思わせるコメント

 バルセロナは現地時間25日に行われたスペイン国王杯決勝でバレンシアに1-2で敗戦し、史上初となる同大会5連覇を逃した。今シーズンのタイトルはリーガ・エスパニョーラの1冠のみに終わり、新シーズンへの人員動向がすでに話題となっているが、退団の噂が立っているクロアチア代表MFイバン・ラキティッチが残留を示唆するコメントをしたようだ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が伝えている。

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 この日のバルサはバレンシアのゲームプランにハマり、前半だけで0-2とリードを許した。後半に入ってエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが反撃ののろしとなるゴールを決めたものの、守りを固めるバレンシアを最後の局面で崩すことができず、シーズン最後の試合を敗戦で終えた。

「僕らをサポートしてくれるためにセビージャに来てくれたファンに対して、とても心が痛むんだ」

 試合後、ラキティッチはこのように話している。後半途中の交代に関して「普通のこと。僕は監督の決断を尊重するし、僕はチームを最後まで支えて、ピッチ上で全力を尽くしたいと思っていた。それは自分自身のためにね」とチームプレーヤーらしいコメントをした一方、気になるのは今夏の移籍市場での去就だ。セリエAのインテルなどがオファーを出しており、バルサ退団が囁かれているなかで次のように話している。

「僕たちはすべて(UEFAチャンピオンズリーグを含めた3冠)を獲得するのに近づいていたからこそ、来季をより良いものにするために自分たちを顧みなければならない。すべてのタイトルに挑戦しないといけないからね」

 現時点ではバルサに残ることを念頭に置いているようだ。「僕らは世界最大のクラブという看板を守るためにここにいるんだ」と話すラキティッチ。果たして世界屈指の名脇役は、この夏にどのような決断を下すのだろうか。

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