ミランが3連勝で5位浮上 本田は4戦連続で後半途中から出場
3ゴールを奪い、敵地でラツィオを撃破
日本代表FW所属のACミランは、1日のリーグ第11節・敵地ラツィオ戦で3-1の勝利を収めた。ベンチスタートとなり、後半途中から出場した本田は、アディショナルタイムを含めて約15分間プレー。直接FKを狙う場面もあったが、ゴールとはならなかった。
第9節のトリノ戦から4-3-3システムに舵を切っているミランは、この日も同じシステムでスタート。40パーセントの確率でスタメンと地元紙で伝えられていた本田だが、この日も右ウイングの先発はFWアレッシオ・チェルチで、本田は6試合連続でベンチスタートとなった。
この日のミランは前半から攻撃が機能した。前半25分、右サイドでボールを持ったチェルチが左足で相手最終ラインとGKの間に低いクロスを送ると、ニアサイドに飛び込んだFWカルロス・バッカの動きに惑わされたラツィオGKフェデリコ・マルケッティがボールをゴール前に弾き、走り込んだMFアンドレア・ベルトラッチが押し込んでミランが先制する。
しかし、この後のミランにはアクシデントが続いてしまう。まずは同35分にヒールキックを試みたベルトラッチが右足を痛めてMFアンドレア・ポーリと負傷交代。ハーフタイムを経た後半6分には、相手FKによる自陣ゴール前での競り合いで負傷したDFアレックスも、DFフィリップ・メクセスと交代になった。シニシャ・ミハイロビッチ監督にとっては、負傷者で2つの交代枠を使う苦しいゲームメーキングになった。
ところが、その交代が結果的にミランに追加点をもたらした。同8分、投入直後のメクセスが左サイドの低い位置からMFジャコモ・ボナベントゥーラが蹴り込んだFKに、飛び出してきた相手GKマルケッティの上を行く高さのジャンプを見せ、ヘディングでゴール。2-0とリードを広げた。