移籍未遂騒動でメッシら不満か 仏代表FWグリーズマン、バルサ加入濃厚も歓迎されず?
昨夏移籍で揺れ動いてアトレチコ残留も今季限りで退団 新天地最有力はバルサだが…
今季限りでのアトレチコ・マドリード退団を発表したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、今夏の移籍市場でバルセロナ加入が濃厚とされている。しかしバルセロナの主将でエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、グリーズマンの加入を望んでいないようだ。英紙「デイリー・スター」が伝えている。
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グリーズマンは現地時間15日、今季限りでアトレチコを退団することを正式発表したが、それ以前も移籍に関しては大きく報じられていた。特に、昨夏のロシア・ワールドカップ直前にはバルセロナへの移籍で揺れ動き、最終的には残留を宣言してアトレチコと2023年まで契約を延長していた。
この決断によって、グリーズマンは長きにわたってアトレチコでプレーし続けるかと思われた。だが、シーズン終了前に退団を発表。それと時を同じくして、昨夏に獲得寸前まで迫っていたバルセロナが、移籍先の最有力として取り上げられることになった。
ところがスペインの複数メディアは、「メッシをはじめとする選手たちは、現在クラブに必要なものがグリーズマンだと考えていない」と伝えている。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝のリバプール戦で、第1戦を3-0で勝利しながらも、第2戦で0-4と大敗して逆転敗退したクラブが、最優先で補強しなければならなのは別ポジションの選手だと彼らは考えているようだ。
実際、攻撃陣にはフランス代表FWウスマン・デンベレ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとメッシに加え、放出が囁かれるブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョも在籍している。
またメッシは、グリーズマンが昨夏にバルサ移籍目前だったにも関わらずそれを断り、アトレチコ残留を選んだことをよく思っていない様子。グリーズマンがバルサへの移籍を希望している主な理由が、メッシとのプレーを望んでいるからだというのは、皮肉なことだ。
その他のバルサ選手たちも昨年の移籍未遂騒動を“気まぐれ”と捉え、グリーズマンに対して不満を感じているとも先頃に報じられていた。果たして、すでに退団を表明している同選手の去就はどうなるのだろうか。注目が集まる。