バイエルン、圧勝でブンデス7連覇! “ロベリー”ラストゲームでのアベック弾も飛び出す
2点リード後に投入されたMFリベリーとMFロッベンがゴールで華を添える
バイエルン・ミュンヘンは現地時間18日、ブンデスリーガ最終節フランクフルト戦に臨み、5-1の圧勝を収めた。この結果、勝ち点78に積み上げたバイエルンはブンデスリーガ優勝が決定。前人未到の7連覇を達成している。
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勝てば無条件に優勝が決定する状況でフランクフルト戦に臨んだバイエルンは、序盤から前への圧力を強めていく。そして前半4分にはフランス代表MFキングスレイ・コマンがゴールを陥れ、早くも先制点を奪ってみせた。
その後もバイエルンが優勢に試合を進めるものの、フランクフルトGKケヴィン・トラップが再三の好セーブを見せ、なかなか追加点は奪えない。一度はドイツ代表MFセルジュ・ニャブリがネットを揺らしたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってノーゴールの判定。前半は1-0のまま終了した。
フランクフルトは後半開始からFWセバスティアン・アレを投入し、敵陣でプレーする回数が増加。すると後半5分、左CKのこぼれ球をアレが押し込み、フランクフルトが同点に追いつくことに成功する。
しかし王者バイエルンも黙っていない。失点のわずか3分後、元ドイツ代表FWトーマス・ミュラーのミドルシュートをGKトラップが弾いたところに、オーストリア代表DFダビド・アラバが抜け目なく詰めてゴール。あっという間に再びリードを奪うと、後半13分にはポルトガル代表MFレナト・サンチェスが追加点を挙げてフランクフルトを突き放す。
リードを広げたバイエルンは後半16分、この試合がバイエルンでのラストゲームとなる元フランス代表MFフランク・リベリーを投入。さらに同22分には同じく今夏にクラブを離れる元オランダ代表MFアリエン・ロッベンも投入され、スタジアムは2人のレジェンドの登場に沸き立った。
そして後半27分、左サイドでボールを持ったリベリーは見事なドリブルでDF2人を抜き去り、冷静なループシュートでファインゴール。さらに後半33分、ディフェンスラインの背後に抜け出したアラバがフリーのロッベンにパス。背番号10はガラ空きのゴールに左足で蹴り込み、“ロベリー”の愛称で親しまれたコンビがラストゲームに華を添えるアベック弾を達成した。
試合はそのまま5-1で終了し、バイエルンはブンデスリーガ7連覇の偉業を達成。一方、フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠はリベロとして先発フル出場したものの、チームとして守備が後手に回るシーンが多く、大量失点での敗戦。悔しい形でシーズンを終えることとなった。
(FOOTBALL ZONE編集部)