リバプールFW、“時間を止めたミドル弾”が栄誉なるか 「年間最優秀ゴールに値」と反響

リバプールFWスターリッジ【写真:Getty Images】
リバプールFWスターリッジ【写真:Getty Images】

年間最優秀ゴール候補にノミネートされたスターリッジのミドル弾をクラブ公式が公開

 リバプールは今季、30勝(7分1敗)を挙げ歴代3位の勝ち点「97」を記録したが、首位マンチェスター・シティに1ポイント差で及ばず、プレミアリーグ制覇はお預けとなった。悲願に届かなかった無念のシーズンとなったなか、クラブ公式インスタグラムはプレミア年間最優秀ゴール候補にノミネートされた元イングランド代表FWダニエル・スターリッジの華麗なミドル弾を公開している。

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 今季リバプールは移籍金6700万ポンド(約95億円)でブラジル代表GKアリソンを獲得し、最多クリーンシートと最少失点を記録するなど、長年課題とされていた守護神問題に終止符を打った。そして、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが圧巻のパフォーマンスで最終ラインを統率し、PFA年間最優秀選手に選出。最終ラインからはファン・ダイクを含め、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソン、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドがベストイレブンに選ばれる快挙となった。

 また、エジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネは22ゴールで並び、ともに得点王を受賞。同チームから2人の得点王が出たのはイングランド史上初の偉業となった。個人賞を総ナメとしている状況にあるリバプールだが、今後発表予定の年間最優秀ゴールも受賞する可能性を残している。

 候補として選出されたのは、昨年9月29日に行われたプレミア第7節チェルシー戦の試合終了間際にスターリッジが決めた華麗なミドル弾だ。0-1のビハインドで迎えた後半44分、ゴール前約25メートルの位置でパスを受けたスターリッジは、対面した相手MFエンゴロ・カンテが届かない位置にボールを置くと、そのままノーステップで左足を振り抜く。綺麗な曲線を描いた緩やかなシュートは、相手GKケパ・アリサバラガに触れられることなくゴール右上に突き刺さった。

 チームを救う美しい同点弾にコメント欄は、「時間を止めた一撃」「このゴールは年間最優秀ゴールに値する」「クラブ史上最高のゴールの一つ」「誰しもができる曲芸ではない」「これぞスターリッジだ」「並外れたゴールだ!」「なんて驚愕なゴールなんだ!」「見惚れてしまう」とファンの称賛で賑わっている。オフの去就が不透明なスターリッジだが、記憶に残る一振りとなったことには間違いなさそうだ。

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