「笑顔の戦士と別れの時」 退団の岡崎、ラストゲーム後の“取材の輪”を現地記者が公開
今季限りでのレスター退団が決定している岡崎 途中出場でサポーターから万雷の拍手
レスター・シティは現地時間12日、プレミアリーグ最終節でチェルシーと対戦し、ホームで0-0と引き分けた。今季限りでの退団を表明している元日本代表FW岡崎慎司は途中出場。ピッチに投入された際はファンから万雷の拍手が送られた。試合後、現地記者が公式ツイッターで日本人記者に囲まれラストゲームの取材に応じる岡崎の姿を写真で公開している。
2015年にレスターに移籍した岡崎は、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの相棒として2トップの主力を担い、加入初年にして“奇跡のプレミア制覇”に貢献する。しかし、岡崎に信頼を寄せていたクラウディオ・ラニエリ監督の退任もあり、年を追うごとに出場機会が減少。そして今季限りでの退団を表明していた。
ラストゲームでは後半21分に投入され、サポーターからの万雷の拍手で迎えられた。これまでレスターで貢献してきた真骨頂のハイプレスとハードワークを完遂。スコアこそ動かなかったが、強豪チェルシーを相手にドローという結果を得るに至った。90分間の戦いを終え、笑顔でサポーターに別れを告げると、日本の功労者に向けた熱い歓声が送られていた。
英ラジオ局「talkSPORT」でキャスターを務めるジェフ・ピータース氏は、公式ツイッターで多くの日本人記者に囲まれ取材に応じる岡崎の姿を公開。「岡崎慎司はプレーしたか否かにかかわらず、試合後は常に日本人記者と話すために足を止めていた。今日はいつも以上の人数だったが、そこには明確な理由がある。笑顔の戦士と別れの時。奇跡を起こした男たちの1人だ」と激励のメッセージを送っていた。
新天地はまだ決定していないが、岡崎が4年間にわたりレスターに残してきた功績は、クラブの歴史として確かに刻み込まれたことだろう。
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