海外選定「ベストFWヒエラルキー」ストライカー編 “最高峰”でロナウドと並び立つのは?

(左から)ムバッペ、ケイン、C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ【写真:Getty Images】
(左から)ムバッペ、ケイン、C・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ【写真:Getty Images】

点取り屋として“9番”の役割を担う選手たちを階層ごとに評価

 常に得点を期待されるストライカーは、チームのなかでも大きな存在感を放つ。今回はFWのなかでも9番を背負うような選手、いわゆる点取り屋と言われるFWをランク付けした“最新版ベストストライカーヒエラルキー”を紹介する。UAE紙「Sport360°」は、FWのポジションを主にチャンスメーカーとストライカーに分けて評価。トップに位置する選手たちを4段階の階層に分けて紹介している。

 第4階層には、リバプールのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとバイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが選出された。同紙はフィルミーノを「ユニークなストライカー」として紹介している。古典的なブラジル人らしい才能を持ち合わせたうえに、猟犬のようにハードワークする才能を融合させている。彼の精密なプレッシングによるボール奪取は、リバプールにとって欠かせないものとした。もちろん得点能力にも長けるフィルミーノは、ヨーロッパのなかでベストストライカーの一人と評価している。

 そしてレバンドフスキについては「ゴール前での功績が素晴らしい」と、点取り屋としての仕事ぶりを称賛している。それは数字にもきっちり現れていて、2015-16シーズンには公式戦51試合に出場し42得点、16-17シーズンは47試合出場43得点、17-18シーズンは48試合41得点と3季連続でシーズン40得点の壁を越えている。今季は3試合を残した現時点で38得点となっていて、4季連続40得点以上となるか注目が集まる。

 続く第3階層には、レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマとバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが選ばれている。同紙は、ベンゼマをここに位置付けすることで議論を巻き起こすかもしれないと前置きしつつ、彼は9番の仕事も10番の仕事もこなせるハイブリッドな選手で稀有な存在と高評価。レアルで長年コンビを組んだポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドは、ベンゼマがいたからキャリアハイとなるゴール数を叩き出すことができたと主張している。

 スアレスについては「もっと高い評価を得られるかもしれないが、最近の結果、特にヨーロッパを舞台にした大きな大会での結果を見逃すわけにはいかない」と、想定よりも下の階層に位置付けしたことを説明している。具体的には、年齢から来る機動力の衰えを指摘。しかしながら、スペイン国内ではリーガ・エスパニョーラ第36節終了時点で21得点と、今季もシーズン20得点以上を挙げる活躍を評価している。

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