フランス戦完敗に現地記者も辛辣評価 なでしこジャパンの「変化」と「課題」とは?

メスリ記者は「テクニック面でも以前の日本よりも劣っている印象だった」と酷評

 同じく、女子サッカー専門サイト「Coeurs de foot」を運営するドゥニア・メスリ記者の日本の印象はより辛辣だった。

「この試合ではフィジカル面が乏しかったし、もとより体格が小さい。それにテクニック面でも以前の日本よりも劣っている印象だった。2012年に対戦した時とは、もちろんメンバーも大きく変わっているけれど、チームのキャラクターが変わったように見えたわ。澤(穂希)のリーダーシップは傍目にも絶大だったけれど、やはり彼女が抜けた穴は相当大きいのかしら?」

 日本の唯一の得点となったFW小林のゴールシーンに関しては、「流れるようなコンビネーションが印象的で素晴らしかった」と語ったメスリ記者。昨年のU-20W杯も取材しており、「その時、目立っていた遠藤(純/日テレ・ベレーザ)が私的には日本のイチ押しプレーヤー。彼女のプレーはとてもエキサイティングだったから、ぜひまた見たい」とラブコールを送っていた。

 W杯で再び優勝するためにはフランスのような強豪国撃破は必須条件だけに、この壁をどのように乗り越えるのか。高倉監督の手腕が問われることになりそうだ。

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