ドルトムント粉砕! 先制弾のバイエルンDFフンメルス、メディアの報道姿勢に苦言
ドルトムントに5-0勝利、フンメルスが不満告白「明らかに良いプレーをしている」
バイエルンは現地時間6日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第28節で、ドルトムントを5-0と粉砕し、頂上決戦を制して再び首位に浮上した。この試合で先制弾を決めたDFマッツ・フンメルスは「僕らは30歳だけど、言われているより明らかに良いプレーをしている」と語り、メディアの報道姿勢に苦言を呈した。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が伝えている。
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ホームのバイエルンは序盤からドルトムントを圧倒し、前半10分にはフンメルスが頭で押し込み、先制に成功。その7分後にDFダン・アクセル・ザガドゥのミスを突いてポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが加点すると、スペイン代表MFハビ・マルティネス、ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリも決め、前半のうちに4-0と大差をつける。対するドルトムントは後半17分にMFマリオ・ゲッツェを投入するなどして打開を目指すも実らず、終了間際に再びレバンドフスキにネットを揺らされ、悪夢の大敗を喫した。
4点目をアシストしたMFトーマス・ミュラーとともに、この日は力強いプレーでチームを牽引し、ワールドクラスの選手であることを証明したフンメルス。しかし、両者ともドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督からは“戦力外”であることを告げられている。フンメルスは会見でレーブ監督に対するコメントは残さなかったが、自分のパフォーマンスが正当に評価されていないことに対する不満を口にした。
「(昨夏のロシア・)ワールドカップ以降、すべてが少しおかしくなっている。ネガティブなことばかりに目が向けられている。僕らは30歳だけど、言われているより明らかに良いプレーをしている」
フンメルスは自分だけでなく、バイエルンの他のベテラン選手も「特にメディアから」厳しく批判されていると主張。レーブ監督からの風当たりに関しては「それはまた別の話」と明言を避けたが、代表選外への悔しさがいまだ心の中に渦巻いていることは想像に難くない。