クロップ監督の愛弟子が断言 「愛のビンタがリバプールを覚醒させる」

グロスクロイツが語るドルトムント時代の振る舞い

 リバプールの新監督に就任したユルゲン・クロップ氏は、初陣となった17日の敵地トットナム戦をスコアレスドローで終えた。今季3勝4分2敗の中位にいるチームは故障者続出に苦しんでいるが、ドルトムント時代の愛弟子はクロップ監督のプレミアリーグでの成功に太鼓判を押している。名将の誉れ高き熱血漢の「愛のビンタ」こそが、眠れる名門の目を覚ますと元ドイツ代表MFケビン・グロスクロイツが証言している。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

「ユルゲン・クロップは選手に頭をぶつけてくるかもしれない。顔面に平手打ちをするかもしれない。でもメッセージは明確なんだ。お前だけの問題ではない、チームが一番なんだ、と」

 2009-10シーズンから昨季までドルトムントでプレーしたクロップ監督の愛弟子、グロスクロイツはこう語った。昨夏にマンチェスター・ユナイテッドで不遇を味わっていた香川真司に、電話でドルトムント復帰を説得するなど、日本人アタッカーの親友としても有名な万能型プレイヤーは、今夏の移籍市場閉幕直前にトルコの強豪ガラタサライに移籍が決まった。だが、登録に必要な書類の提出が48秒遅れたために、新天地での公式戦出場は来年1月まで待つことになった。

 クロップの流儀を知り尽くす男は選手の集中とモチベーション、責任感を喚起するために、名将は時に”フィジカルコンタクト”に出ると明かしている。

「クロップは感情的な男なんだ。テレビでタッチライン際に立つ彼の、生き生きとした動作を見ればわかるだろう。それはドレッシングルームでも同じだ。彼はすごくカラフルで、怒れる、感情的な人間だけど、そこには確かなプランがある。明確な戦略に、彼の頭脳とガッツが加わっているんだ」

 

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