モイーズに玉突き移籍のウワサ ソシエダ解任ならプレミア復帰か!?

苦境に立たされた指揮官

 レアル・ソシエダで2シーズン目を迎えるデイビッド・モイーズ監督は、18日のアトレチコ・マドリード戦の後半終了間際に立て続けに2人の退場者を出して0-2で敗戦を喫した。開幕8試合で1勝3分4敗と苦しい状況に陥っている。

 試合後の記者会見で「われわれは作り上げているものに見合ったポイントを得られていない。あと少しの運があれば状況が変わるのだが…」と、弱音とも取れるコメントを残している。そんな中で、英紙「デイリー・スター」は、この不振によってモイーズ監督が解任される可能性を指摘した。

 一方で、仮にソシエダの監督を解任された場合に、モイーズを次期指揮官として候補に挙げているクラブもあるという。イングランド・プレミアリーグで開幕9試合終了時点で1勝1分7敗の19位と下位に沈むアストン・ビラが現在のティム・シェアウッド監督に対して我慢の限界に近づいているといわれている。

 そのため、仮にモイーズがスペインで解任の憂き目にあった場合、すぐさまアストンビラが新監督として迎え入れる可能性があると、同紙は報じている。

 今夏に「多くのオファーをプレミアのチームからもらったが、今はスペインで幸せだ」と語っていたモイーズ監督だが、今季の成績は残念ながら不幸なものになっている。急転直下の玉突きで、エバートンを躍進させた実績から一定以上の評価を得ているプレミアの舞台に舞い戻ることがあるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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