最多得票は元ACミラン監督のアッレグリ氏。イタリア紙が自国の次期代表監督についてアンケートを実施

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「イタリアサッカー協会から高く評価されている、以前から名前が挙がっている監督。年俸を引き下げることにも応じている。彼の4−3−3は、新しい才能の選手たちを活躍させることができるかもしれない。そして、マリオ・バロテッリも管理できる」と、その手腕を高く評価している。ミラン時代に師弟関係を築いた問題児バロテッリを飼いならせることも、推薦要因となっているようだ。

 アッレグリ監督就任時の予想フォーメーションは4−3−3。GKブッフォン、DFダルミアン、バルザーリ、キエッリーニ、デシリオ、MFポーリ、デロッシ、マルキージオ、FWロッシ、バロテッリ、エル・シャラウィと、ミラン時代の教え子が多くなっている。

 次点は元ガラタサライ監督のロベルト・マンチーニ氏で30%の得票を受けた。推薦理由はイングランドのマンチェスター・シティーとトルコのガラタサライで指導経験を持ち、国内だけでなく国際経験が豊富であること。イタリア・オリンピック委員会のマラゴ会長とじっこんの仲である一方で、マンC時代に指導したバロテッリとはトラブル続きで不仲であることは有名。2人の関係を「光と影」と評している。

 予想システムは4−3−1−2。GKブッフォン、DFダルミアン、ラノッキア、キエッリーニ、デシリオ、MFデロッシ、ピルロ、モントリーボ、ベラッティ、FWバロテッリ、ロッシとなっている。

 マンチーニ氏と並び、ウディネーゼのフランチェスコ・グイドリン監督の支持者は30%。「イタリアのアマチュアリーグ会長、カルロ・タヴェッキのグイドリンを評価する声明で、株が向上した。ローコストで再建するには適切な監督かもしれない。『若い選手たちには最高の教師役』と評価も高い」との評価を与えている。

 グイドリン政権時の予想スタメンは3−5−2。GKブッフォン、DFバルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ、MFダルミアン、デロッシ、ピルロ、マルキージオ、デシリオ、FWバロテッリ、ロッシとされている。

 大穴と予想されているのは、元ゼニト監督のルチアーノ・スパレッティ氏で得票数はわずか5%。「彼のチームは美しいサッカーをする。角のある彼の性格はブレーキとなる。協会との関係があまり良くない。年俸は高い。彼を信頼するスポンサーをまだ探さなければならない」。性格面、高年俸、そしてイタリアサッカー協会との関係の悪さが得票数の低さに結び付いている。

 スパレッティ政権の予想システムは4−2−3−1。GKブッフォン、DFダルミアン、バルザーリ、キエッリーニ、デシリオ。ボランチはデロッシ、ピルロで、攻撃的MFはカンドレーバ、マルキージオ、ロッシ。1トップがバロテッリとなっている。

 秘策としてはU−21イタリア代表監督を務める、元イタリア代表MFルイジ・ディビアッジオの暫定昇格。元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロと同元MFジェンナーロ・ガットゥーゾという、かつてのアズーリを支えた英雄コンビが共同で監督を務める案も浮上しているが、「まだ経験がなさすぎる」と否定的な見方をガゼッタ紙は示している。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、記事内で扱うシーンの一部はFIFAワールドカップ公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』のマルチアングル動画、選手毎のスタッツデータで確認できます。
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