EURO出場を懸けた死闘の組み合わせが決定 注目はスウェーデンvsデンマーク
カリスマFWイブラは勝ち抜きに自信
2016年の欧州選手権(EURO)本大会出場を掛けたプレーオフの抽選会がスイス・ニヨンで行われた。プレーオフを戦うのは8チーム。すでに開催国フランスを含めた20チームの出場が確定しているが、プレーオフにより本大会へ進む最後の4ヵ国が決まる。シードチームがボスニア・ヘルツェゴビナ、ウクライナ、スウェーデン、ハンガリー。ノーシードとしてデンマーク、アイルランド、ノルウェー、スロベニアとなった。
抽選の結果、ウクライナ対スロベニア、スウェーデン対デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナ対アイルランド、ノルウェー対ハンガリーという組み合わせに決定した。
最大の激闘となりそうなのは、スウェーデンとデンマークによる「スカンジナビア・ダービー」。ズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)という大エースを抱えるグループG3位のスウェーデンは、このプレーオフに14年ブラジルW杯出場を逃した悔しさをぶつける。34歳となったカリスマは「私のいない大会を見ることなど想像できない」とズラタン節全開でEURO出場への意欲を燃やしている。プレーオフを勝ち抜けば、5大会連続の出場となる。
これに挑むのが2大会連続出場を目指すデンマーク。今予選は3位チームの中では最少の3勝に終わった。デンマークが戦ったグループIは唯一5チームによるリーグ戦だったが、予選を通じてチーム最多得点者がFWニクラス・ベントナー(ヴォルフスブルク)の2得点と物足りない結果となった。92年大会では優勝経験もあり、過去8度の大会出場経験があるが、近年は低迷が続いている。復活のキッカケをつかむためにも、本大会出場を果たしたい。