スペシャル・ワンが珍しい弱音 モウリーニョがチェルシー内の造反報道に傷付く!?

「本当に悲しいよ」

 今季16位と不振に苦しむチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、ロッカールーム内で不協和音が生まれて反乱分子が出ているという報道に悲しみ、心境を明らかにしている。地元ラジオ局「トークスポーツ」が報じている。

 昨季王者は想定外の不振にあえいでいる。今季すでに4敗を喫し、17失点と自慢の堅守は完全崩壊している。そんな中、ロンドン・イブニング・スタンダード紙ではあるベテラン選手から侮辱的なあだ名をつけられるなど、反乱分子も登場。ロッカールームにアンチ・モウリーニョの機運も出ていると報じていた。

 スペシャル・ワンは反乱報道にについて、「悲しいよ。だが、私は全然気にしていない。気にしていないよ」と語ったという。選手とは、造反報道について会談を持ったようだ。

「選手とこの件について話した。選手も悲しんでいた。だが、対応のしようがない。自分たちの状態は分かっている。我々の関係は分かっている。ノーマルな状況に戻すために一緒に団結している。フットボールの観点から状況を分析できるはずなのに、本当に悲しいよ。

チームが不振の理由を探そうじゃないか。なぜ試合で勝てないのか。問題やフェアじゃないコメントをなしに、だ。なぜなら、いいことではないだろう」

普段は強気一辺倒のポルトガルの名将は昨年4年契約を延長したばかりだが、解任論も浮上している。チームの不振からか、珍しい弱音を漏らしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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